日本財団 海と日本PROJECT「海と子どもとアーティスト 大漁旗制作と地引網」レポート
2016.08.20
7月16日(土)太宰府山かげ亭にて、大漁旗づくり
参加者:30名
現代アーティスト 岩田とも子さん・染色布作家 松田唯さんのリードで、漁船に掲げる大漁旗をデザインし、制作しました。
大漁旗に込められた意味やそこに描かれている絵柄や構図の工夫も学びながら、どんなオリジナルの旗を作るか、みんなで考えました。
岩田さんのリードで、海の春夏秋冬を表現する4枚と漁師さんにプレゼントする2枚を、一生懸命考えて、昔ながらの道具と染の技法を松田さんに指導していただきました。
とてもかわいい4枚の旗ができあがりました。
7月17日(日)マリノア海浜公園 地引網
参加者:38名 福岡市漁協姪浜支所漁師さんたち:20名
厳しい自然を相手に仕事をしている漁師さんは、とてもたくましく、そして優しく温かい方ばかりです。
2枚を製作し、漁師さんへ、安全・豊漁と感謝の気持ちを込めて贈呈しました。
遠くから2艘の船が網を引いてきます。その船には、子どもたちが作った大漁旗が翻っていました。誇らしそうな子どもたちの笑顔がはじけます。
皆で、力いっぱい網を引き、魚を手づかみで捕まえます。
網には、タイ・イサキ・カニ・フカなどがたくさん取れていました。
生きている魚を触るのは、初めてだという子どもたちがほとんどです。手の中で跳ねる魚は、命そのもの。
大興奮の中、大漁旗を掲げた船に、子どもたち全員を乗せてもらい、心躍る漁師体験となりました。
次は、捕まえたばかりの生きている魚をさばきます。
漁師さんに教えてもらいながら、魚のうろこを取り、内臓を取り出し、バーベキューや刺身にして食べました。
命をいただきながら生きている自分たちについて考え、「いただきます」に込められた思いを改めて、実感することができました。
子どもたちの笑顔と歓声があふれ、それを温かく見守る漁師さんたちには、心から感謝しています。
「このような体験が、子どもを元気に明るく育てるのだ」と言っていただき、「来年もまた、おいで」の言葉が、参加者全員にしみました。
西日本新聞にも掲載され、NHKとRKBのテレビ取材も受け、この様子は、日本財団海の日プロジェクトのコマーシャルにも採用されることになりました。
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