2020.7.14
コスチュームアーティストひびのこづえさんのワークショップとダンスパフォーマンス
NPO法人太宰府アートのたねは、海と日本PROJECT推進パートナーとして
次世代の子どもたちへ美しい海を手渡すための活動を行います。
野田秀樹作・演出の舞台衣装やNHKeテレ「にほんごであそぼ」の美術と衣装を担当している
ひびのこづえさんの太宰府でのワークショップ「小さな生きもの研究所」は今回で7回目となります。
昨年は、舞台衣装の展示とダンスパフォーマンス4作品を上演していただきました。
今年も10月に海をイメージしたダンスパフォーマンスとブローチづくりを計画中です。
こづえさんからのメッセージと
ダンスパフォーマンスを披露してくれるホワイトアスパラガスの素敵な画像をご覧ください。
——————–
私は海が好きです。
でもある時、海は上から見るだけではなく、
海の中を体験することが大切だと知りました。
どんなに綺麗に見える海も、潜ってみるとその海が
生きているのか死んでいるのか解ります。
一見すると透明度が高く、美しく見える沖縄の海も、
サンゴ礁が破壊され、魚も寄り付かなくなっている場所があります。
一方、北の冷たい海は、泳ぎたいとはあまり思いませんが、
夏のほんの少しの間に潜ってみると、
海藻がみずみずしく光を受け波に漂い、
その周りには沢山の魚がいるその豊穣さに驚きます。
人類が平和に暮らしていくためには、海の中が美しいことが大切です。
そのためには、子供たちにシュノーケルの道具をつけて海に潜ってもらい、
実際に海の中を見てもらうことが一番ですが。
まずはパフォーマンスを通して、
海への興味を持ってもらうきっかけを作りたいと思っています。
そして同時に、私が海から受けたインスピレーションや驚き、発見、
自然の中から発想した造形、人間の身体の魅力や不思議を、
目の前で直接感じてもらえる機会を作れたらと、願っています。
バルーンでふわふわと浮かび漂う衣装と、
重力を感じさせずに踊る、優れた身体能力を持ったパフォーマの表現が、
生き生きと泳ぐ海の世界の生物たちを、目の前に生み出します。
また、このプロジェクトには、もう一つの願いも込められています。
小さなお子さんを抱えたお母さんたちは、劇場へ行く機会が少なく、
多くの人は、子供向けの作品を見るのに留まっていますが、
このパフォーマンスでは、子供や赤ちゃんが泣いたり声を出したりする
当たり前の事を規制せず、その音をBGMとして捉えています。
子供の声は場の雰囲気を楽しく変え、その声で大人も笑顔になります。
子育て中のお母さんも気にせずに夢中になれる場を作り、
親子で感動の共有ができたらと願っているのです。
パフォーマンスと同時に開催するワークショップでは、
海に住む生き物を調べ、自分で絵を描き形にします。
親子で参加しても、個々で自分の作品を作ることでお互いの力を実感し、
協力し合う楽しみを知ることができます。
そして出来た作品を胸につけた時には、初めて見るような様々な形の海の生き物が、
自分たちの手から生まれたことに感動すると同時に、
海を身近に感じることができるでしょう。
大きな海が全ての生命のルーツであるように、
ここでは新しい何かが着実に育っていくことでしょう。
ひびのこづえ
——————–
おたのしみに。
詳細は、太宰府アートのたねのHP・Facebook・Instagram・Twitterなどでお知らせしていきます。
——————–
ダンスパフォーマンス ひびのこづえ × ホワイトアスパラガス × 川瀬浩介
☆WONDER WATER
美しい珠洲の海を表現したダンスパフォーマンスは、全国各地でも大人気!魚やクラゲ、イソギンチャク、海藻などのカラフルな衣装に身を包み、アクロバティックな身体表現とジャグリングで、幻想的な水中の世界を生き生きと描き出します。川瀬浩介の音楽が、その世界をより鮮やかに彩ります。
☆ひびのこづえ ちいさな生きもの研究所 ワークショップ
コスチューム制作に使ったハギレで「ちいさな生き物のブローチ」を作ってみませんか。
誰でもできる簡単なワークショップです。お裁縫が苦手でも大丈夫。子どもからおとなまで参加できます。
NPO法人太宰府アートのたねは、InstagramとTwitterを始めました。
◯Facebook
https://www.facebook.com/dazaifuartnotane
◯Twitter
https://twitter.com/artnotane
◯Instagram
https://www.instagram.com/dazaifu_artnotane/