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「梅林の「紅白梅図屏風」 -尾形光琳「紅白梅図屏風」と対話しよう-」レポート

2016.02.26

2月21日(日)太宰府天満宮文書館

 

文書館に、1,500人!
春の光あふれる太宰府天満宮では、梅の花が、尾形光琳「紅白梅図屏風」と同じ三分咲きとなり、
ほんとうにたくさんの方に屋外と屋内の梅を楽しんでいただきました。
太宰府は、芸術や美しいものを愛する方が多いところなのだと、改めて感じました。

 

 

 

文書館のお座敷から見る梅の花や曲水の庭は、晴れ渡る青空のもとに輝き、
良い香りも漂う中、お座敷では、「紅白梅図屏風」(原寸大レプリカ)を、間近で見ていただきました。
午前と午後の観賞ワークショップには、合計250名の参加がありました。

 

 

 

MOA美術館の柴田さんから、楽しいなげかけや日本の美についての説明を受けました。
レプリカ観賞の良さは、ガラス越しではなく、鼻の頭がくっつきそうになるくらい近くで、
自然光で観賞できることや文書館のような日本家屋での展示では、かつてそのように飾られていた雰囲気を
楽しむことができることなどを教えていただきました。

 

 

 

ワークショップは、近くの方とこの作品の第一印象について、インタビューをし合ったり、
自分の感想を発表したりしました。
「どんな発言も受け入れましょう。その方が感じたこと、自分が感じたことがすべてです」とやさしいリードで、
皆さんとても熱心に、楽しくすごされました。
ステキな時間をありがとうございました。

 

 

室内にあふれるほどの人になりましたが、皆様とても静かに、笑顔で過ごされていたのが印象的でした。

 

ワークショップの後、太宰府天満宮文化研究所の方が、境内美術館を案内していただきました。地図や解説を見ながら、境内に常設してある現代アートを巡り、新鮮で楽しい驚きの声が上がりました。

 

 

 

岡田茂吉美術文化財団福岡支部の皆様や太宰府天満宮の皆様とこのような素敵な事業ができましたことを
心からありがたく思います。
協賛いただきました石村萬盛堂様からの鶴の子は、かわいい太宰府天満宮の袋に入り、100名の方に手渡すことができ、
先着100名の方に喜んでいただきました。

 

 

 

 

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